海外生活

タイで働く為に必要な語学事情

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海外で働く際に大きな問題となる言語ですが、国や職業によって大きく異なります。タイでは、日系企業がJETROバンコクの調査によると約6,000社程度(実際は1万社以上とも言われている)存在し、日本語だけで仕事ができる職業も少なくありません。一方で英語・タイ語の語学ができれば、活動範囲が大きく広がります。本日はタイで働く為に必要な語学レベルをイメージして頂ければと思います。

1. タイの英語レベル

あるランキングによるタイの英語のレベルは調査80ケ国中53位です(世界最大の英語調査EF EPIより)。5段階に分類されるレベル下から2番目の英語能力が低いカテゴリーに分類されます。因みに日本は37位で同じく下から2番目のカテゴリーに分類されますので、ランキング上、英語のレベルは日泰で似たようなレベルと言えます。ただし、現地で生活している肌感覚は大きく異なります。英語が流暢な層と、全く話せない層で二極化しています。タクシーを例にとると、日本では「right! left!」は簡単な英語はもちろん通じますが、タイでは全くと言っていいほど通じません。これは発音の違いも要因の一つですが、ローカルのお店など日常生活で英語が通じる場面は日本と比較するとかなり少ないです。一方で、ビジネス場面では流暢な英語を話すタイ人が多いです。特に30代以下の世代は流暢な英語を話すビジネスパーソンが多いように感じます。実際、インターナショナルスクールの数を比較すると東京は13校(東京都認可)、バンコクは100校近いインターナショナルスクールがあると言われており、中間層以上の英語教育が盛んと言えるのではないでしょうか。

2. タイで働く日本人の語学レベル

正確なデータはありませんが、タイで働く日本人の英語レベルは欧米は勿論、シンガポールやフィリピンなどの英語力が高い国と比較するとかなり低いように感じます。要因として、日常生活で英語を使う場面がほとんどない、日本人同士で完結することが多い仕事に従事している、通訳がおり(日本語-タイ語)英語の必要性がないと言った点が挙げられます。また、日常生活でも日本語だけで生活できる環境(例えば携帯会社にしても日本語対応、不動産会社にしても日本語対応など)がタイにはありますので、語学に関しては全く習得しない状態で何十年も住んでる方も少なくありません。自ら意識して語学習得や海外コミニティで生活しないと全く語学力は向上しない環境とも言えます。

3. 職種によって大きく異なる必要なビジネス語学レベル

金融・コンサル系の仕事ですと英語は高いレベルが求められますが、エンジニアなどその他の多くの職種に関しては非ネイティブ同士の会話がほとんどなので、英語に関しては日常会話や職種による専門単語を習得すれば仕事が可能な場合が多いです。一方で、タイ人の従業員の中で働く場合は、当然英語よりタイ語での意思疎通が求められます。タイ語を習得することで、リーチできる対象が大きく増えるので、タイ人を対象にしたビジネスを展開するにはタイ語の習得は大きなアドバンテージになります。

まとめ

英語→ほとんどの職業で日常会話程度あれば問題なし。日本語だけで仕事が可能な職種もある。

タイ語→できなくても問題ないが、習得できればタイ人コミニティに深く関わることができ、他の日本人との大きな差別化にもなる。

タイは他国に比べて、働く上で語学のハードルが高くないと思います(タイ語の習得がマストな職種はハードルが高いですが)。また、全く海外で働いたことがない日本人にとって、いきなり欧米や英語力が高い国に行くと苦労することが多いですが、タイに関しては海外初心者のビジネスパーソンにとって馴染みやすい国と言えると思います。

GAOGAOでは朝活など日本語以外のコミニティもいくつか持っておりますので、ぜひ参加して自分にとって必要な語学レベルを見つけてみてください!

 

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