果たして海外で働きたい願望があるエンジニアの方がどれくらいいらっしゃるかわかりませんが、もしあなたが海外で働きたいならその手段の一つとしてフリーランスとして働くという方法もあります。
今回の記事では海外在住フリーランス、言い方を変えると「海外ノマドエンジニア」としてどんな働き方ができるか探っていきます。
そもそも仕事があるのか
まず完全に海外でリモートで働けるような仕事があるのか?という点に関して。回答は「あります」。
理由は2つほど。
- リモートでも生産性が落ちない働き方が可能になってきている
- 多種多様な働き方ができるようになってきた現代、雇う側もリモートで働ける環境を提供しないと採用が難しくなってきている
時代の移り変わりと共に最近ではリモートで働くためのインフラが整ってきました。チャットに関してもSlackを使えばよし、MTGが必要であればSkypeやAppear.inなどを使えばさほどオンサイトにいる場合と比べて生産性が落ちない働き方ができます。
(ただし、完全リモートでチームを運営する場合は個々がそれなりにプロフェッショナルであるというのが前提です。未熟なメンバーがいる場合、現場で気軽に聞ける相手がいないと生産性が下がると筆者は経験上思います。)
リモートでできる仕事の報酬額ってどれくらい
実際、どれくらい完全リモートで働ける求人があるかどうかを筆者の知人でフリーランスへの案件紹介サービスを行っているITプロパートナーズさんにお聞きしてみました。
そこそこスキル高いエンジニア向けだと思いますが、完全リモートで、例えば週3日間だけの勤務で1日3万円の給与で雇いたいという企業さんが数多くあるそうです。実際の案件内容も何件か見せていただきました。仕事環境も悪くなさそうでこれならストレスなく働けると思います。
仮に週3日間日給3万円でエンジニアの仕事を引き受けたとしましょう。月収でいうと36万円です。
年収にすると430万円程度とそこまで大した額ではないですが、生活の舞台を日本ではなく、物価が約3分の1の東南アジアに移したとしましょう。
以前のGAOGAOの記事「バンコクの生活コスト〜手取り25万円/月の場合〜」をご覧になるとわかりますが、手取り25万円の場合で普通の暮らしで貯金が約10万円ほどでます。
税金に関しては複雑なので別途記事で紹介させていただきますが、週3日間日給3万円の場合、上記の貯金にプラス10万円ほど余裕がでます。
つまり、東南アジアで何不自由しない生き方をして、週3勤務で約20万円弱の貯金ができる。週の残りの4日間は旅をして色んな国に点在しても良いですし、自分のやりたい事業をするなどでもいいと思います。結構驚きではないでしょうか?!
まとめ
筆者の意見としては、「もしあなたが自分自身で何かやりたいことがあるのであれば」、上記のように東南アジアに移住して日本の仕事を完全リモートで引き受けて残りの時間を自分のやりたいことに打ち込む。というちょっと風変わりだけど、割と合理的な生き方の選択肢の一つなのではないかと思っています。
日本ではなかなか週三日間の仕事で余裕のもった生活はできませんし、何かと海外にいると新しい文化・仲間と出会うことで刺激を受ける機会も多いです。
GAOGAOでは「海外ノマドエンジニア」という働き方に共感して、一緒にそのような文化を盛り上げていきたいという方を探しております。興味のある方はご一報ください!