はじめまして、GAOGAO新メンバーの吉田健人といいます。前職では日本経済新聞社でiOSエンジニアをやっていました。海外勤務(しかも現地採用)は初めての経験で分からない事が多く、不安な気持ちで有給を消化しておりました(笑)。
今回は私が現地採用される前に日本でやったことを話したいと思います。海外と言ってもタイの話も含まれているので、他の国に現地採用される場合には関係のない事もありますがご了承下さい。
1. 年内に海外転出届を出す
海外で現地採用されると海外転出届を出すことになると思います。海外転出届の申請は非常に簡単で、区役所・市役所に行き、行き先の国を書くだけでよいです。日本に非居住者となった上での注意点として国民年金が任意性となります。私は年金システムをあてにしていないので、支払わない方を選びました。
海外転出届の出国日を決める際には気をつける必要があります。もしあなたが2018年1月4日から現地採用で海外勤務するとします。そこで2018年に1月1日以後に出国することを選んだ場合、翌年の2019年5月まで2017年に得た所得にかかる住民税を支払う義務が発生します。2018年丸々住んでいないのに住民税を支払う事は馬鹿馬鹿しいので、正月地元で過ごす事は諦めて、12月31日までに渡航し、現地で年越しをすることをお勧めします。なおこの場合でも、2018年の5月まで支払う住民税を回避することはできないので、後に説明する納税管理人に残りの住民税の支払いを肩代わりしてもらいましょう。
2. 納税管理人の設定
非居住者となった場合、日本で確定申告することが難しくなるので、納税管理人を設定した方がよいでしょう。納税管理人とは代わりに確定申告書の提出や税務署などからの書類の受け取りをしてくれる制度です。例えば、2017年に会社の給与以外に所得を得ていた場合には、2018年の2月か3月に確定申告をする必要があります。2018年には既に海外にいるわけですから、日本で確定申告をすることは難しくなるので、親や兄弟などを納税管理人に設定して、代わりに確定申告してもらいます。
3. Airbnbで一ヶ月間滞在先を探す
いきなりタイで下見もせずにコンドミニアムを決めるのは、多少リスクがあるので、まずはAirbnbで一ヶ月ほど滞在して見ることをオススメします。一ヶ月の長期滞在ならば Monthly Discount が効くコンドミニアムが多いので、自分にあった条件の物件を探して予約しましょう。私の場合7万円で1月末まで滞在予定です。もちろん普通に賃貸契約より値段は高めです。
また長期滞在先を見つける上でのポイントですが、Sukhumvitなどの日本人向けの高級住宅街を回避すれば、安くて良いコンドミニアムに住むことができます。私は会社のロケーションの関係上Chatuchak辺りに住んでいます。タイでは不動産の仲介手数料は賃借人から徴収することはなく、家具付きなのでイニシャルコストをかなり抑える事ができます(しかしデポジットとして1ヶ月の相当の家賃を賃貸料とは別に支払う必要があります)。
Chatuchakを散策しながら、長期滞在するコンドミニアムを探していたのですが、下のようなコンドミニアムを見つけました。1ベットルームで約6万〜約7万円(3.5円=1バーツ)程度で住む事ができます。2014年に建築されたものでかなり質が高いコンドミニアムだと思います。まさにアメージング・タイランド。これはこの辺りでも最上級のコンドミニアムなので、もう少し質を落としても十分に良いコンドミニアムに住む事ができます。
4. メルカリや不用品回収業者を使って荷物を処分する
実家住まいの方、ひとり暮らしでも実家が近い方は読み飛ばして下さい。
私は前職では東京で働いていました。実家が福井なので、ベッドや冷蔵庫を送るのにも手間やお金が圧倒的にかかるので、不用品回収業者を呼んで家の荷物のほとんどを処分しました。私はくらしのマーケットを利用しました。大体3万円前後でいらないものを2tトラックに好きなだけ積むことができます。
お金になりそうなもの(自転車、PS3、PCモニターなど)はメルカリアッテを使って売りました。売却手数料もかからないのでお得です。
5. 日本の証券口座の解約
私は日本でセゾン投信、楽天証券で積立を利用していました。しかしここで書かれているように、非居住者は日本で投資できません。私は泣く泣く積立を解約し、全額引き出しました。これ残念だけどルールだから仕方ないね。
最後に
以上が私が日本を飛び立つ前にやったことです。皆様の参考になるかは分かりませんが、海外で就職しようという意志のある方はぜひ参考にしてみて下さい!