エンジニアなしにはあらゆる事業が進められないような昨今では、これまで全くエンジニアと接してこなかったビジネスサイドがエンジニアと接する機会が急速に増えているように思います。そして、プロジェクトを進める中でビジネスサイドとエンジニアの間に摩擦が起こる場面が多くあると思います。今回は、ゴリゴリのビジネスサイドだった筆者が、エンジニア5人に囲まれて共同生活をしてわかったエンジニアの本音の一部を記事にしたいと思います。それぞれの立場や想いをしっかり理解してエンジニアも非エンジニアも関係なく、よいチームを作る為に少しでも参考になれば幸いです。
筆者がプログラミングで四苦八苦する様子をTwitter 「#大人のプログラミング」「#30代からのプログラミング」を@kengaogaoasiaで発信中ですのでよろしければフォローして下さい。
筆者紹介
Ken/水畑建一GAOGAOの雑用担当。バンコクを拠点に、日本企業の海外進出・運営のアドバイザリーファームApta Advisory Partners の代表。関西学院大学卒業後、エンジニアとは全く関係のない社会人生活を野村證券で約12年間送るが、プログラミングの重要性に目覚め、セブに短期留学し自社HPを製作。初心者レベルだが意識だけは高め。趣味はおしゃれカフェでの開発(インスタ用)。 |
よくあるプロジェクトマネージャーとエンジニアの摩擦現場をまとめました。丸括弧がエンジニアの心の声や情景等です。
1. いつまでにできます(気を使ってる風だが既に期限はある)?
プロジェクトマネージャーの重要な役割にスケジュール管理があります。クライアントや社内都合でエンジニアの意見を聞く前に期限が決まっているのはよくある話です。
プロマネ:いつまでにできます?
エンジニア:おそらく、3-4ヶ月くらいですかね。
プロマネ:もう少し早くできないですか?例えば2ヶ月後(期限)とか?
エンジニア:(いや、だから3-4ヶ月くらいと言いましたよね)いやそれは難しいかもしれないです。。
プロマネ:難しいということは、不可能でないということですか(笑顔)?助かります(いつの間に)!今度、飯おごります!!
エンジニア:はぁ。。(いや、ご飯奢ってもうの行きたくもないですし、余計に時間がなくなります)
2. これお願いされてて(全部引き受け)
上席(顧客)から修正依頼や要望が入るとなかなか断れずに、全部の要望を叶えようとするのがよくいるプロジェクトマネージャーです。そのシワ寄せがダイレクトにエンジニアにくるのはよくある光景です。
プロマネ:申し訳ないんですけど、上の指示で変更箇所が出ました。
エンジニア:はい。
プロマネ:変更箇所は〇〇です。あと、期限も少し前倒しになりましたが、大丈夫ですか。
エンジニア:はっ。はい。。(大丈夫ではないです。あれもこれも全部は無理。。。)
プロマネ:助かります!!
エンジニア:(シワ寄せはいつもエンジニアだ。。。)
3. 打ち合わせでれます(頻繁)?
プロジェクトマネージャーはやたらとミーティングしたがる生物です。出席する目的が不明確なものも多いですし、とりあえず出てもらっていい?というようなミーティングも多数ありがちです。
プロマネ:ミーティング出席してもらっていいですか?
エンジニア:どう言った内容ですか?
プロマネ:色々アジェンダありそうなんだけど、技術的なことは全くわからないからお願いします!
エンジニア:はっ。はい。。(勉強してください)
4. ちょっといい(よくありません)?
開発で集中している時によくあるのが、プロジェクトマネージャーからのちょっといい?です。仕事の生産性が劇的に下がる場合があります。オフラインのコミュニュケーションが重要な場面もありますが、この使いわけがうまくない。
プロマネ:すいません、ちょっといいですか?
エンジニア:はっ。はい。。(よくありませんが)
プロマネ:実は、相談なんだけど・・・
エンジニア:(必要なことはSlackでお願いします)
5. エンジニアの為に〇〇を企画した!(ドヤ顔)
エンジニアの為に福利厚生を整備したり、何か企画をしてくれることがプロジェクトマネージャーの自己満足になっているのはよくある話です。
プロマネ:エンジニアとの交流が少ないとのことで、チームとの豪華なランチ会を企画していきます。もちろん会社の経費です(ドヤ)!
エンジニア:はぁ。ありがとうございます。(面倒だな。)
プロマネ:こうやって、みんなでコミュニケーションとるのが大切だと思います。ランチなら、夜と違って負担にもならないですし(ドヤ)!
エンジニア:(既にその圧力が負担です)
まとめ
いかがでしたか。上記の様な場面に心当たりがあるでしょうか。プロジェクトマネージャーはいろんな気遣いができる方も多いとは思いますが、上記の様にエンジニアとのプロジェクトでは気を使ってようで全く意思疎通ができていないミスコミュニケーションが起きる場面あると思います。そのギャップをまずは、認識してどの様なプロジェクトマネージャーがエンジニアにとって頼りにされるか、エンジニアと仕事ができるプロジェクトマネージャーになる為にはどうすべきかを今後記事にしていきたいと思います。本日もありがとうございました。