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「セカイカメラ」の頓智ドットからGAOGAOへ。凄腕エンジニア再会の物語

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300万ダウンロードで一世を風靡した「セカイカメラ」の頓智ドットさんで働いたふたりが、まさかのGAOGAOで再会!

40代ベテランエンジニアに「頓智ドットとGAOGAOの共通点」「GAOGAOの魅力」について迫りました。

漫画の世界を本気で実現しようとしている、いい意味で頭おかしい会社での出会い。

喜多さんと寛士さんは、頓智ドットさんで働かれている時からお知り合いだったのですか?

喜多さん:チームが別なので、直接一緒に仕事をしたという訳ではないのですが、飲み会で関わる感じでしたね。その後もFacebookで繋がっていたので、寛士さんがGAOGAOで働いているというのは、何となく知ってはいました。

寛士さん:そうそう、喜多さんが面談しているって聞き「え?あの喜多さん?」ってなりましたね(笑)

おふたりは頓智ドットさんの何に魅力を感じて参画されたのですか?

喜多さん:やっていることが、いい意味で頭おかしいところですかね!

やったことないことを発想できる人間は基本的に頭おかしいです(笑)当時ARという言葉もなくて、3D空間というのは漫画ではあっても、それを実現しようと思っている人はいなかったと思うんですよ。それを本気で実現しようとしている部分で、頭おかしいなと思ったんですよね。

夢を見ることはできるんですけど、それを実務に落とし込んでいくところ、それを何とかしろよ!という無茶振りが嫌いではないので「じゃあやってやろうじゃないか!」と思い参画しました。

寛士さん:私もですね。頭おかしい会社がある!って思ったんですよ。

ネットで新しい技術とか、面白い技術とかで調べているときに、たまたま見つけました。セカイカメラとかARとか、当時は何のこっちゃって感じなんですけどね。クレイジーなことを本気でやってる会社があるんだなと衝撃を受けました。

またTechCrunchで代表の井口さんがすごい英語(流暢ではないという意味)でプレゼンをしていたんですよ。でも聴衆の心はがっちり掴んでいる。こういう勢いがある人がいるってのが面白いなと。

私は組込みソフトエンジニアで分野が全然違ったんですが、海外でもインパクトを残しているというのもあって、ぜひ関わってみたいと思いました。当時頓智ドットは人材の募集はしてなかったんですけど、メール送ったら面接をすることになり、Androidが何かも知らなかったんですが、試しに作ってみてと言われアプリを作って提出したら、そのまま参画することになりました。

とにかく面白さ重視

普段冷静な寛士さんからは想像できないくらい、すさまじい行動力ですね。「セカイカメラ」を初めて使用した際、何を感じたのですか?

寛士さん:正直「何に使うのかよくわからなかった」というのが最初の感想でしたね。でも今までなかったものという新鮮さを感じたのは確かで。何に応用できるのかはわからないけど、なんか将来性を感じたんですよ。

喜多さん:私はセカイカメラリリースの1年くらい前から入っていたのですが、技術的課題を解決するという楽しみは死ぬほどありました。

寛士さん:確かに。当時のスマートフォンは今と比べるとまだまだハード的にもソフト的にも未熟で、課題だらけでしたね。まあそれがチャレンジングであり面白い部分もあったのですが。

喜多さん:あと、マネタイズできそうにないなってのは、リリース前の開発段階からわかっていたんですよね。でもインパクトはあるなと思って取り合えずリリースしたんですよね。そしたら、めちゃくちゃ爆発的にヒットしたんですけど、想定通りマネタイズができず。とにかく面白さ重視で、どうやってマネタイズするかなんて誰も考えていない、という状態でした。

頓智ドットさんはお二方のキャリアにおいて、どんな存在なのですか?

喜多さん:いやー、良い会社でしたよ。大きい会社になると、人間関係のいざこざとか色々あるじゃないですか。そういう面倒なことが全然なくて、全員が真っすぐ目的にだけ向かって行動しているという部分でとても良い会社だと思いました。そういう組織、チームってなかなかないんじゃないかな。

寛士さん:そうですね。「面白いものを作ろう」という気持ちをエンジニアサイドもビジネスサイドも持っていて。そこを全員が根底に持っていて、ブレがなかった。

喜多さん:目的がはっきりしてましたからね。ベースにあるのは「セカイカメラを世界に普及させよう」と。ちょうど時代の境目だったので、その境目で爪痕を残してやろうぜ!という気持ちを全員が持っていたと思います。

寛士さん:あと頓智ドットには、とにかくスキルの高いエンジニアが集まっていました。

全員がプロダクトを良くするためにどうすればいいのかと、あーでもない、こーでもないって言いながら、新しい技術を模索して、取り入れて、ないものは作っていってという感じで。指示を受けて仕事をする人なんて誰もいなくて、自らみんなで作っている感じ。全員が自立しているプロフェッショナル集団でしたね。

喜多さん:そうですね。2009年当時、頓智ドットで集められたエンジニアって、10年超えの経験を持っている凄腕エンジニアがごろごろ居たんですよね。そういう人間しか集めていないに等しくて。

それぞれが他の会社でCTOとかテックリードできるとか、当時はそんな言葉なかったと思うんですが、そんな技術力の高いエンジニアが集まって、あーでもない、こーでもないと言いながら技術課題を解決するという環境でしたね。まあ想像通り、面白さ重視で進めていたので、資金繰り悪化で泣く泣く離れることになってしまったのですが。

「0→1」「未踏であること」を最優先に選んだ結果

それからお二人は別々のキャリアを歩まれ、GAOGAOで再会!となりましたが、何がそうさせたのですか?

喜多さん:中田さん、Co-Founderの水畑さんと話して、単純に面白いなと思ったから。完全に僕の経験則の勘なんですけど、一発目に会ったときに話が盛り上がるか盛り上がらないだけなんですよね。

そして、やっぱり0→1ができるから。ここが好きなんですよね。安定運用すると飽きちゃうので。面白いサービスを発想したという奴がいたら「よし、作ろうぜ!」って作っていくのが好きなんですよ。

仕事を選ぶ際「未踏であること」を最優先に選んできたというのもあり。これまでも1年に1回くらい新しいサービスを作ってきているんですよね。

GAOGAOは、スタートアップスタジオですからね(笑)まさにゼロイチ特化集団です。

寛士さん:1社に居ながらいろんな面白いスタートアップや、新規事業の0→1事業に携われるのが面白く、そこもGAOGAOの魅力だなと感じています。

「起業したい、新規事業をつくるから、まずはGAOGAOに相談に行こう」という立ち位置へ

喜多さん:GAOGAO は、もっと起業する人たちにとって光り輝く存在になってもいいんじゃないかなと。

今の時代、起業を志す人の最初の壁になるのが「いいエンジニアと出会うこと」なんですよ。

出会わなかった場合どうなるかというと、お金を払って外注することは簡単なんですけど、出来上がったものの正しさというか、きれいさというものが、その人じゃわかんないじゃないですか。それで色々な問題を抱えて、事業が拡大したときに、ドーン!と炎上案件になるんですよね。

最初に出会うエンジニアが技術的にも、人柄的にも良ければ、滑り出しがとてもスムーズなものになるんですよ。なので「起業したい。新しい事業を作りたい、でもエンジニアの知り合いがいない」という起業家は山ほどいるので、まずはGAOGAOに相談に行こう!という状態ができればいいんじゃないかな。

2000年代当時は、今と違って何もなかったんですよ。それから20年くらい経過し、比較的腕のないエンジニアでもものが作れるようになってきたんですよね。ありものを組み合わせたり、組み合わせをチェンジして。エンジニアじゃなくて、チェンジニアとかいうネタもあるんですけど。

それも表から見るとエンジニアリングに見える訳です。でも、その、ありものが壊れたときに治せる人間は意外と少ないんですよね。

まあここはブランディングの問題だとは思うんですけど、非エンジニアの方にわかりやすく伝えていけたら更に面白くなるんじゃないかと。スタートアップのコミュニティーに行くと、そういう人たちが溢れていますからね。

寛士さん:GAOGAOでは20代の若いメンバーたちも、それぞれが仕事にオーナーシップを持って積極的に動いて、トップダウンではなく、実際に全員で会社を動かしている文化があると思います。

20代で子会社の社長をやっているメンバーもいますし、英語の得意なメンバーは、グローバルチームを作ったり、事業の目的を達成するために自分は何をするべきなのか、を考えて動けるメンバーが多いという印象を持っています。

なんで、そういうメンバーが集まるんですかね?

寛士さん:GAOGAOという組織に特徴があるのかな。創業者2名は自分たちのことをCEOとかCTOって言いたがらないんですよね。あくまでCo-Founderで、主役はGAOGAOメンバーって言っているんですよ。

トップダウンで指示が出るのではなく、できる人たちが集まって勝手にやっているという、会社とはちょっと違うと言いますか、コミュニティーみたいな組織なんですよね。自分で考えて、クリエイティブに動ける人たちが集まっている。逆にそうでないとやっていけないんじゃないかな。

GAOGAOは、独立しようと思っているエンジニアや、スキルを高めたもののその先のキャリアパスが見えないと思っているエンジニアにも良い場所かと思います。一人で独立すると自分の専門ではない分野の仕事もやらなければなりませんが、GAOGAOだとすでに多くの仲間がいるので、自分のやりたい分野にフォーカスできます。

「自律思考型の人間を集めている」ここが頓智ドットとGAOGAOの共通点

頓智ドットさんとGAOGAO、お二方が行きつかれた先が一緒だったというのは、何か似ている要素があると思うんですけど、いかがですか?

寛士さん:頓智ドットもGAOGAOも、トップダウンではなくてひとりひとりが自ら考えて、目的に向かって動くというのが同じですね。

喜多さん:うん、そうですね。自律思考型の人間を集めている。僕も寛士さんも、そうじゃなきゃGAOGAOに参画していないと思うんですよね。そういう空気に僕らは憧れて、光に集まる虫のように集まってきた感じはありますね(笑)

彼らの10年後、20年後が楽しみですね。僕らみたいになっているということは、多々あり得るのではないかと。まあ目指して良いかは別として。

寛士さん:最初にGAOGAOメンバーに出会ったのは、セブだったんですけど、そこからちょこちょこ関わりが増えて、GAOGAOに参画していないのに、一緒にランチしたり。そこで若いメンバーが自ら動いている姿とか見て、活力あるなって感じていて。何か面白そうだなと思っていたら、巻き込まれてしまいましたね。

あと、他の会社だと要望とか要件が降ってきたときに、お互い顔を見合って「これって誰が決めるの?」「どうなの?」みたいな感じになるんですよね。

でもGAOGAOの若手メンバーは「決めようよ」「じゃあどうしたらうまくいくんだろう」って問題を見つけて、共有して、解決策を考えて、どんどん前に進めていくところも頼もしかったり、仕事の進めやすさも感じています。

今後について

喜多さん:できない事があるというのが嫌なので何でもやって行く気ではいます。

エンジニアはずっと続けたいですし、経営マターの話もできるようにしたい。設計やビジネス構築の話もおろそかにしたくない。それをなんて言ったらよいのやら。フルスタックという言葉がもう小さいのでゼネラルエンジニアと自称しているわけなんですが、その枠をもっと拡大していきたい気持ちでいますね。

寛士さん:これまでエンジニアリングの分野でスキルを磨いてきましたが、どんなにスキルアップしても結局自分一人でできる量には限度があり、多くの開発依頼を断らざるを得ないことが多いんですよね。

なので、今では優秀な開発チームを作ることに注力しています。そして、その場がGAOGAOであり、今後もGAOGAOを、より効果的な開発ができる組織にする手伝いを続けたいと考えています。各メンバーが自立した動きができるようなフラットさを維持しつつ、チームとして効率的に開発ができるような組織や文化を作っていきたいと考えています。

私:わー、きらきらですね!

喜多さん:きらきらって頭の話か!

寛士さん:確かに俺もきらきらしているか。

インタビュアー:あ、違います。・・・貴重なお話ありがとうございました!次回はオフラインのイベントでお会いしましょう。

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