GAOGAOで働くエンジニアを紹介する【GAOGAOメンバー図鑑】。約1年ぶりとなる今回は、フロントエンドエンジニアとして活躍し、GAOGAOコミュニティでハッカソンを主宰している、石井大就(いしい・だいじゅ)さんです。
GAOGAOに入ったキッカケや現在の仕事内容、今後の展望のほか、どのような方と一緒に働きたいのかなども伺いました。SEからWebエンジニアへの転向を目指している方、ゆくゆくはフリーランスエンジニアになりたい方には、特に1つのロールモデルとして参考になると思います。是非ご覧ください。
SIerからWebエンジニアへ。もっと技術に触れたい!という思いが原動力
一色:まずは、GAOGAOにジョインしたキッカケを教えてください。
石井:2020年1月、GAOGAOが運営しているプログラミングスクール『GAOGAOゲート』に入ったのが始まりです。
当時は、2019年に新卒入社したSIerでSEとして働いていました。ただ、もっと技術に触れたいという気持ちが膨らんでいき、転職先やプログラミングスクールを探していく中でGAOGAOゲートを知ったんです。当時はコロナ前で開催地がベトナムだったのですが、環境を変えて1カ月(日本で1ヶ月学習ののち渡航)みっちり技術を探求できるところに魅力を感じました。
そもそも、仕事を辞めるという時点で覚悟が必要ですよね。そんな時、”海外に行って学ぶ”という選択は当時の自分にとって新鮮で。より一層「新しいことに挑戦するんだ」と強く感じられたことが、もっと技術に触れたいと思って新しい道に進もうとする自分の大きな後押しになっていたんだと思います。
一色:確かに、理想の環境に飛び込むことは目標に近づく大きな一歩になりますよね。GAOGAOゲート卒業後は、そのままGAOGAOでフリーランスエンジニアとして活動することになったのでしょうか。
石井:いいえ、卒業後はWebエンジニアとして自分なりに仕事を探し、他の案件や会社で経験を積んでいました。
具体的には、2020年2月にGAOGAOゲートを卒業し、卒業後の数カ月間はフリーランスエンジニアとしてクラウドソーシングサイトで案件を探したり、エンジニアリング会社で1年間ほどインターンをしたりしました。それと同時に、土日の時間を使ってGAOGAOの案件も受けさせてもらっていましたね。
こう言うと休みなく働いていたように感じると思いますが、しっかりとリフレッシュする時間も取れていたんですよ。それに、そもそも作ることが好きだったので苦じゃありませんでした。むしろ、様々な技術に触れられて楽しかったですね。なので、休みの時間を使ってポートフォリオを作成するなどしていましたね(笑)
今後もフリーランスでやっていきたい。コミュニティが魅力的でGAOGAOに参画
一色:そんな中でGAOGAOにシフトしていったんですね。
石井:はい、卒業後も継続してGAOGAOコミュニティで開催されるイベントに参加していたんですが、そのコミュニティが魅力的だったんですよね。
GAOGAOではハッカソンを開催していて、声を上げれば自分も参加できました。その中でフリーランスエンジニアの横のつながりが出来ていき、刺激を受けましたね。GAOGAOにはリスペクトし合う文化があるので、年齢関係なく共に学び合う姿勢があって居心地が良かったんです。
そんなこともあって、インターンをしていた会社さんから社員になってみないかと誘われていたのですがお断りしました。理由は大きく2つで、1つ目は今後もフリーランスエンジニアとしてやっていきたいと思ったからです。フリーランスだと様々な案件や、色々なエンジニアの方に関われるので、自分がWebエンジニアに転向した理由である「もっと技術に触れたい」という気持ちを叶えられると感じました。
また2つ目は、先ほども言った通りGAOGAOというコミュニティが凄く自分に合っていたことですね。入りたくて入ったというより、GAOGAOに入る選択肢が自然と出てきたという感じです。そんな心境の変化もあり、2021年の夏くらいにはインターンしていた会社を辞め、GAOGAOの案件にフルタイムで入るようになりました。
一色:どんどん目標を叶えていっていらっしゃいますね。それでは、これまでに印象に残っている仕事を教えてください。
石井:これと言ってない、というのが回答です(笑)と言うのも、案件ごとに学ぶことが多く、常に今が印象に残っているからです。
エンジニアはとにかく学ぶことが多いですよね。Webエンジニアの仕事に本格的に関わり始めて2年で、まだ余裕がないのもあるかと思いますが、どの仕事からも学ぶことがたくさんあります。例えば5年経っても10年経っても、6年目や11年目からは学ぶことがない、ということのない仕事がエンジニアだと思っています。
それに、作ることが楽しいから学ぶこともやっぱり楽しいんですよね。SEからWebエンジニアに転向して本当に良かったなと思っています。転向理由である技術により多く触れることが出来たし、よりクライアントのことを考えてモノづくりが出来るようになったので、仕事にやりがいを感じる機会が格段に増えました。
将来は敢えて決めない。少しの軸と柔軟な余白で自分に合った道を切り開く
一色:では、今後エンジニアとしてどのようなことに挑戦したいか教えてください。
石井:将来像というのは、案件ごとの学びの中で変化していっています。
元々描いていた理想のエンジニア像は、クライアントの話をきちんと聞いてクライアントが欲しいものを作れるエンジニアでした。そのために技術以外も学んでいかないといけないなと思ってきました。
ただ、この7月から今の案件に携わり始めたのですが、とても技術を磨ける案件で。技術を磨けるのが面白くなってきたんです。自分の5年後や10年後のことを考えて行動することもありましたが、今はそこまで考えすぎなくてもいいのかなと思うようになりましたね。自分の「こうなりたい」という目標や夢が広がってきた感じです。
ただ、そうは言っても最低限の目標というのは持っていて、5年後までにこのスキルをこれだけ伸ばして10年後にはこんなスキルを身に付けて、といったことは考えています。以前、一緒に働いていたエンジニアの方に教えてもらったのですが、CircleCI(サークルシーアイ)という組織が出しているスキル表が参考になるので、そちらを基に考えています。
将来は、少しの軸としてスキル表を参考にしつつ、あとは柔軟にその時々で自分に合う方向を選択していければと思っています。
一色:それでは最後に、今後どのような人と一緒に働きたいかを教えてください。
石井:主体的に動ける人ですね。と言うのも、今では私がGAOGAOのハッカソンを主宰するようになっているので、これを一緒に盛り上げてくれる人や引き継いでくれる人が入ってくれると嬉しいなと思っています。また、ゆくゆくは、その人がハッカソンを土台に別のイベントを主宰するようになって、GAOGAOコミュニティをもっともっと盛り上げていってくれると嬉しいですね。