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価値観の合うチームでより良いモノづくり。2足のわらじで目指すグローバルな働き方(杉本夏来・デザイナー)

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GAOGAOで働くエンジニアを紹介する【GAOGAOメンバー図鑑】。今回は番外編です。デザイナーとして活躍している、杉本夏来(すぎもと・なつき)さんをご紹介します。

筆者を含め、GAOGAOには女性クリエイターも複数在籍しています。男女ともにクリエイターが働きやすい環境づくりやコミュニティづくりに取り組んでいますので、ご興味持って頂けた方は是非一度カジュアルにお話しできればと思っています。

今回もこれまで同様、GAOGAOに入ったキッカケや現在の仕事内容、今後の展望のほか、どのような方と一緒に働きたいのかなどを伺いました。本記事は、フリーランスとして働きたいデザイナーの方、日本を飛び出して海外でも活躍したいと考えているデザイナーの方、デザイナーとして成長したいと考えている若手の方には、特に参考になる内容となっています。ぜひ、最後までご覧ください。

参画前から親身に相談に乗ってくれた。人に対する考え方などカルチャーが魅力

一色:まずは、GAOGAOに参画したキッカケを教えてください。

 

杉本:元々、GAOGAO共同創業者の水畑さんと知り合いだったんです。

私は以前、フィリピンのセブ島に語学留学をしていたのですが、その時のルームメイトが水畑さんと知り合いで。当時、デザイナーになりたいと思いながらも未経験だった私は、この後どのようにキャリア形成をしていけば良いのか悩んでいたんです。そんな話をルームメイトにしたところ、紹介してくれたのが水畑さんだったんですよね。

それからは、定期的にSNS等で連絡を取るようになったのですが「最近どう?」「今はどんなことしてるの?」など、とてもフランクに、それでいて親身に話を聞いてくれたんです。今もそうですが、その当時からまるでメンターみたいでしたね。

そのように定期的に連絡を取っていた中で、今年1月に私にキャリアの転機が訪れました。その時に恥を捨てて「一緒に働かせてください」と連絡させていただいたんです。今考えても浅はかな言動だったと思うのですが、水畑さんは「ちょっと待ってて。何か依頼できそうな案件がないか調べてみるから」と言ってくれて。本当に有難かったですね。今も心から感謝しています。こんなお願いが出来たのも、これまで水畑さんと連絡を取る中で信頼出来る人だということがよく分かっていたからだと思います。

その後、GAOGAOの会社紹介資料のデザインを依頼いただいたのですが、その中でGAOGAOのメンバーになれて本当に良かったと思うようになりました。その理由は、GAOGAOのカルチャーが私がずっと求めていたものだったからでした。特に感銘を受けたのが、人材育成における考え方や取組みです。

私は、前職でもベンチャー企業でデザイナーとして働いていたのですが、その会社では人材育成の部分にあまり時間や労力を割けていなかったんですよね。ベンチャー企業らしく新しいことに挑戦させて頂けるカルチャーはとても良かったのですが、皆がとりあえず挑戦するという雰囲気になっていて、挑戦後に取れた案件をどのように進めていけば良いのかを若手に教えたり、挑戦後の案件を振り返って次に活かしたりといったことが十分に出来ていなかったんです。

これに対して、GAOGAOには若手を育てよう、若手の意見を取り入れようとするカルチャーが根付いているのを感じました。また、一般的には話しかけづらい経営陣の皆さんは、一緒に成長していこうというスタンスでいてくれるので気軽に相談できます。加えて、個人の成長を考えて案件を紹介してくれたり「興味ない?」と声をかけてくれたりするんですよね。個人事業主やフリーランスの世界で、なかなかここまで個人を見てサポートしてくれる組織はないと思います。

なにより、私は共同経営者2人のキャラクターが好きなんですよね。2人ともが泥臭く努力している、行動している、挑戦しているのが伝わってくるのですが、これは案件などで直接関わっていなくても分かるように、Slack上でこまめに近況報告してくれたりコメントしてくれたりするお陰です。2人を見ていると、私も頑張ろうと思えるんですよね。組織のトップ2人がそんな方たちなので、会社自体も人間味があるというよりも人間臭い組織だと感じています。

デザイナーとヨガインストラクター2足のわらじ。クライアントと一緒に作り上げる

一色:続いて、現在関わっている案件内容について教えてください。

 

杉本:今稼働している案件が1つ、これから稼働しそうな案件が1つあります。

まず、今稼働している案件というのは、時間換算すると週2くらいで参画している、メタバースのオフィス空間を開発する案件です。UIUXデザイナーとして入っており、画面設計などを担当しています。クライアント社内向けには11月にサービスを公開する予定なので、今はそのためのスタッフ向け説明用LP制作をメインで行っていますね。この案件では、前職時代には経験できなかったクライアントと直接コミュニケーションを取る機会があるのですが、一緒にアイデアを出し合ってより良いモノを作っていけている感覚があって楽しいですね。

また、これから稼働しそうな案件としては、車の中古車販売会社向けのLP制作があります。これは、GAOGAOからクライアントに既存LPのリニューアルを提案して受注している案件なので、アイデア出しなど提案ベースで進めていくことになります。私は、デザイナーとして作業するだけではなく、提案などアイデアを出すことが好きなので今からワクワクしていますね。

実は、先ほどお話ししたメタバースの案件は、敏腕PdMの元で仕事をさせて頂いています。その方は本当によく勉強されていて、知識や経験が豊富なだけでなく、チームメンバーのスキルや才能も伸ばしてくれるような凄い方で尊敬しています。そんな彼と一緒にお仕事させていただく中で、アイデア出しから提案ベースで案件を進めていく方法を学んでいます。私はアイデアを出すことは好きなのですが、それを形にしていくことが苦手なんですよね。そこをなんとか克服して良いモノを作れるようになりたいです。

また、私はデザイナーのほかにもヨガインストラクターをしています。1つの仕事だけをやっていると頭が煮詰まってしまうので、性格的には両立などのバランスを取ることは苦手なのですが、それでも2足のわらじは自分にとって働きやすいと感じていますね。ヨガインストラクターはオンラインでやっているので、移動がないということも続けられているポイントかなと思っています。

実は私は、デザイナーよりも前からヨガインストラクターをしているんですよね。デザイナーに興味を持ったのは、ノマドワーカーになりたかったからなんです。これは、セブ島での留学時代にノマドワーカーの方にたくさん出会ったことがキッカケでした。今はオンラインのヨガサービスが沢山ありますが、コロナ前の当時にはあまりなく、ヨガインストラクターだけではノマドワーカーになるのは難しいと感じていたんですよね。

今はGAOGAOで感じた人材育成の素晴らしさ、重要性に刺激を受け、オンラインでヨガ講師の方向けのプロデュース業も始めています。ヨガ講師の資格を取得しても、その後どのように自分を打ち出せばいいのか迷う人が多いからです。まさに、昔の私がそうでした。今は自分の打ち出し方が分かったと同時に、その見つけ方も分かってきたんですよね。

見つけ方は人それぞれで、ティーチングやコーチングなどを組み合わせてオーダーメイドで対応しなければなりません。まだ試験段階ではありますが、ゆくゆくは美容やファッションなどトータルでサポートし、1人のヨガインストラクターを輝かせられるような大きなサービスを打ち出したいと考えています。

 

一色:それでは、これまでデザイナーとして参画した案件で、印象に残っている出来事を教えてください。

 

杉本:前職での出来事ですね。

当時所属していたベンチャー企業は、私を含めて5人しかメンバーがおらず、初めは小さなオフィスにぎゅうぎゅう詰めで働いていました。マーケティングの会社だったので、当然5人のうちデザイナーは私1人で、そんな私が完全未経験だったため、最初は何をどうすればいいのか全く分かりませんでしたね。会社が成長する中でマーケターは採用していたのですが、デザイナーは私1人で2年程はガムシャラにやっていたのを覚えています。

そんな中でも、バナーが作れるようになり、LPが作れるようになったタイミングで、クライアントである食品会社さんのLPを作ることになったんです。リサーチとして、その食品会社さんのHPを初めて見た時、直感ですが言葉選びが好きだなと思ったんですよね。実際に会社の方にお会いしてみると、よりフィーリングが合うと感じました。

また、LPを作っていく中で「イラストを描いてほしい」とリクエストされたのですが、当時の私はイラストなんと描いたことがなくて。それでも描いていくと、思いのほか楽しかったんです。そうやって出来たLPは個性的で、とても良い出来になったんですよね。クライアントにもめちゃくちゃ喜んでいただけて、追加でイラスト入りのチラシ制作も依頼いただきました。デザイナーとしての成長を感じられたとともに、デザイナーになって良かったと思いましたね。

私がこの経験を通して学んだことは、クライアントとの間に壁を作らず、クライアントもチームの一員だと思って作っていくことの大切さでした。良いモノを作りたいという思いは一緒なのだから、一緒にモノづくりを行う姿勢が大事だと思ったんですよね。

また、HPを見たりクライアントに会ったりする中で感じた、価値観が似ているということも案件成功のポイントだったと思っています。価値観が似ているもしくは同じ人や組織と一緒に仕事をすることで、お互いに納得がいくより良いモノが作れることを学びましたね。クライアントと「これイイね」を共有できると、その共通の価値観の元でアイデアを出し合えるので、一緒に満足度の高いモノを作れるんだと思いました。

UIUX領域で経験を積み、1人でも本質的な企画・提案ができるデザイナーになりたい

一色:では、今後デザイナーとしてどのようなことに挑戦したいのか教えてください。

 

杉本:私のデザイナー歴は4年とまだ浅く、今後の展望については迷っているのが本音です。ただ、以前は「個性のあるデザインを作れるようになりたい」「見た目重視のデザインをやりたい」と思っていたのですが、GAOGAOと仕事をさせて頂くようになってからは、もっとUIUXデザインを深めていきたいと思うようになりました。

これは、今参画しているメタバース案件の関係でUIUXデザインを学ぶようになり、自分の好きなアイデア出しや提案ベースのモノづくりに、UIUXの考え方が深く関係していることが分かったからです。なので今は、UIUXデザイナーとして海外でも活躍できる人になりたいと思っていますね。どんな形でかは決まっていませんが、仕事でアメリカに行くのは私の大きな夢です。

また、特に案件内容にこだわりはないのですが、自分の興味ある分野や好きな分野の案件だとより良いモノが作れるのかなと思っています。と言うのも、今参画しているメタバースの案件は、やはりゲームなどに知見のある人の方が合うのではないかと思う場面があるからなんです。私はゲームをしないので分からないのですが、ゲームをするような方なら私と違った視点で見られて、違ったアイデアも出せるのではないかと思っています。

なので、こだわりはありませんが、今後は私の興味関心のある分野として、スポーツやコーチング、美容やファッション、インテリア、デザイン、教育などの案件にも参画してみたいなとは思っていますね。また、私は1つの業界のプロになるというよりは、色んな業界の案件に携わってみたいと考えています。そうして3年後くらいには、クライアントが喜ぶ本質的なデザインを1人で企画・提案できるデザイナーになっていられればいいなと思っています。

 

一色:それでは最後に、今後GAOGAOでどのような人と一緒に働きたいのか教えてください。

 

杉本:大前提として、価値観が合う人と働きたいと思っています。その価値観というのを7つにまとめると、①楽しいことが好きな人、②自由に働きたい人、③新しいことが好きな人、④成長意欲のある人、⑤1つのモノを作って一緒に感動できる人、⑥お互いの価値観を認めて尊重し合える人、⑦お互いを活かし合って調和できる人だと考えています。また、シンプルにありがとうとごめんなさいが言える誠実さと成長意欲があれば、スキルが足りなくても一緒に仕事ができると思いますね。

なぜならGAOGAO自体、誠実でまっすぐで爆速で成長する人が多いからです。これは、GAOGAOというコミュニティが快く挑戦させてくれる環境だからだと思っています。既存メンバーは、そんな環境を有難いと思い、足りない部分を埋めようと一生懸命に努力できる人が多いんだと思うんですよね。また、個人の「こうなりたい」というビジョンに出来る限り応えてくれる組織なので、成長意欲のある人なら一緒に働いていて楽しいし、お互いに学び合いながら成長していけると思っています。

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