Web3 イベントレポート

東洋製罐グループ様 / みずほ銀行様 『Web2からWeb3へ』グローバルハッカソン開催

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これまで、ブロックチェーンコネクトという技術者向けのイベントを弊社シンガポールメンバーのCKが中心となって主催しており、多くの技術者の交流の場となっておりました。

その活動を通して、日系大手2社様にお声掛けいただき、One&Co様のご協力でグローバルハッカソンの開催の運びとなりました。

グローバルハッカソン概要

テーマ「 Web2からWeb3へ」

参加者に与えられる課題は、Web3 テクノロジーを使用して企業が直面する現実の問題を解決することに焦点を当てています。 2 社が問題を提出し、チームは 1 週間の期間でプロトタイプを開発し披露します。

本イベント趣旨:

  • Web2 to Web3文脈で実際に企業が抱える課題解決をweb3技術を使ってできるかチャレ ンジを行う
  • オフラインで参加者が集まり、チームで課題に対 するアイデアを模索しWeb3技術を活用したプロト タイプを提案する。

問題提起 1「食料供給の最適化」

2050 年には、世界人口は 98 億人にまで増加し、すべての人を満足させるには食糧供給を 60% 増やす必要があります。 しかし実際には、現在の食糧生産量はすでに十分です。 問題は「サプライチェーン」にあります。持続可能な未来に向けて食品サプライチェーンをどのように最適化できるか。

問題提起 2「データと情報の力を解き放つ」

情報とデータの正確性と信頼性はますます重要になっています。 その中で、当社が持つ独自の情報やデータを活用し、B2BやB2B2C領域における新たなビジネスモデル構築の可能性を模索していきたいと考えています。 以下の項目に固執する必要はありませんが、問題ステートメントの例を以下に示します。

1) キャッシュ フロー予測を改善するためにデータと情報をどのように使用できるか?

2) データと情報をデジタル財務にどのように使用できるか?

3) プログラム可能な支払いのためにデータと情報をどのように使用できるか?

スケジュール

https://blockchainhack.org/

参加した6チームの発表概要

チーム1 (サプライチェーン) ブロックチェーンを用いた運送業務と包装業務間の最適化

チーム2 (サプライチェーン) ERC1155規格を利用した透明性の高い新興フードサプライチェーン

チーム3 (金融) ブロックチェーンを用いた貿易取引におけるL/C決済APIサービス

チーム4 (金融) 銀行による中央集権的Web3ウォレットサービス

チーム5 (金融) 債権・アセットのトークン化サービス

チーム6 (金融) 支払い詳細を隠蔽化したスマートコントラクト決済合意サービス

評価基準

問題に対する解決策のアイデアの質:50%

Web3/ブロックチェーン技術の活用:30%

プロトタイプとしての動作サンプル:20%

本イベントは、プログラムの実際の実装よりもアイデアに重点を置いています。 優秀なチームには賞金があるだけでなく、スポンサー企業とともに事業創出に参加できる可能性もあります。

結果発表

東洋製罐グループ様

チーム2 (サプライチェーン):ERC1155規格を利用した透明性の高い新興フードサプライチェーン

Mizuho様

チーム6 (金融):支払い詳細を隠蔽化したスマートコントラクト決済合意サービス

賞金

総額1,000SGD

500SGDずつ2チームにお渡ししました。

今回のグローバルハッカソンを通じ、賞金以外にも、ブロックチェーン技術の学習と実践する場となり、
アイデア次第では課題提供企業と事業化に繋がる可能性もあります。

最後に

GAOAGOではWeb3・ブロックチェーン技術に強みを持つ研究・開発・ハッカソンイベント等を行なっております。開発を相談・依頼したい企業様、開発に参加したいエンジニアの方、双方募集していますので、是非お気軽にこちらのお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

 

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