イベントレポート

COMAS様と共同開催イベントレポート “EX Series – 日本企業はいかにしてグローバル化できるのか”

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3月13日(水) 19:00 に 合同会社COMAS様とGAOGAOが共催で “EX Series – 日本企業はいかにしてグローバル化できるのか”というイベントを開催しました。主なトピックは”エンジニア組織の英語化変革(EX)”です。経営から現場レベルの話まで、質問も多く飛び交いました。

イベントのコンセプトは、日本の成長企業が直面するエンジニア不足と言語の壁の問題を解決するための組織の英語化変革”EX (English Transformation)”に対して興味のある方が集まり、知見を共有し、交流を深めるすることです。EXによるメリットやEXを進める上での現実的な課題など、これまでの登壇者たちの知見を持ち寄って幅広い内容でディスカッションを行いました。

イベントの開催背景

日本国内のエンジニア人材が不足している中、企業はこれまで以上に海外エンジニアとの協業機会はますます増えていきます。特にスタートアップやメガベンチャーにおいて、企業の成長に伴い人材の獲得も加速させるために海外の人員を積極的に巻き込んで英語組織を作る事例が増えてきています。今後日本国内では少子化も進む中、開発チーム・組織の英語化は多くの日本企業が直面する重要な課題になってきています。

GAOGAOとCOMASは、グローバル人材と共にエンジニア組織全体の生産性を下げずにスケールする組織に変革するために、組織全体および日本人エンジニア個人の英語スキル・マインドセットスキルの向上と実践を体系的・継続的の取り組みに「EX」と名付けて変革を支援しています。

今回のイベントでは「DXの次はEX」をキーワードとして、実際にエンジニア組織の英語化を推進されている業界のリーダーたちが目黒のイベント会場に集まり、EXの実現についてディスカッションを行います。

以下、当日の簡単なレポートです。

18:30 – 19:00 会場オープン

久しぶりの中規模オフラインイベントの開催で、運営チームドキドキです。

19:00 – 19:10 オープニング GAOGAO 挨拶&ご紹介

GAOGAO手島からGAOGAOの紹介と今回のイベントの概要について説明がありました。

19:10 – 19:30 キーノートスピーチ – Marc Anderson氏

COMASのMarc氏によるスピーチです。”EXのWhy”について解説をいただきました。外国人と働く上での注意点として、日本人のこれまでのハイコンテキストなコミュニケーションから脱し、ローコンテキストなコミュニケーションに切り替えるという話がとても印象的でした。

 

19:30 – 20:00 パネルディスカッション

次に、過去Googleやメルカリでご活躍されていたダニエル氏、GAOGAOの英語を使った開発プロジェクトで活躍されていた島村氏を迎えてパネルディスカッションを開催しました。

Marc Anderson氏
合同会社COMAS CEO

エディンバラ大学卒業。2006年にJETプログラムで来日し、日本の大手IT企業にてビジネス英語トレーナーとして勤務。2018年に株式会社メルカリで語学教育チームの立ち上げを経て、合同会社コマスを設立し、グローバルビジネス環境でのコミュニケーション課題と多文化対応能力の組織開発に取り組んでいます。

[モデレーター] 手島 拓也氏
GAOGAO Pte. Ltd. CEO

新卒でIBM研究所のソフトウェアエンジニアとして5年間従事。その後、LINE株式会社にフロントエンドエンジニアとして開発・運用を経験。現在、シンガポール本社、ベトナム、タイ、日本に子会社を持つ開発スタジオGAOGAOの共同創業者兼CEOを務める。「Vue.js入門」、「TypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発」を共著出版。

 

[登壇ゲスト] Daniel Silva氏

「日本の働き方が変われば、社会が変わる」というマインドセットで、Googleに7年間勤務し、アイルランド、シンガポール、日本で業務に従事。2018年にメルカリに入社しDEI、グローバル採用アウトリーチ、ピープルアナリティクス、L&Dのチームを立ち上げ、グローバルピープルオペレーションズを担当。2020年にはCovid-19の中、日本でのクラウドサービス拡大を目指しアマゾンウェブサービスでストラテジー&オペレーションのマネージャーを務めました。

 

[登壇ゲスト] Yutaro Shimamura氏
GAOGAO EX Software Engineer

中学時代の3年間をアメリカで過ごす。情報系の大学を卒業後、新卒で大手IT企業に就職。その後GAOGAOに参画し、海外発サービスのローカライズ案件やDX案件などに従事。2022年より、英語を活用したグローバルエンジニアチームの立ち上げから開発支援をリード。国籍関係なく誰もが活躍できるエンジニア組織づくりに挑戦しています。

 

以下のようなトピックに対してざっくばらんに登壇者同士で意見を交わしました。

  • どのような経緯で英語化する意思決定になったのでしょうか?
  • 英語化への経営陣の反対や、中心メンバーからの反対はありましたか?
  • 多くの困難があったと思いますが、特に印象的だった困難はありましたか?また、それをどのように乗り越えたのでしょうか?
  • 多様な環境で働く際に注意しなくてはならない点はありますか?

質疑応答でも会場から多くの質問が集まり盛り上がりました。

20:00 – 21:00 交流会

今回のイベントに集まった方は、まだ日本国内ではまだ一般的になっていない英語環境に強く興味のある方たちですのでお互い知り合いたいという声も事前に多く聞いていました。そのため交流の時間を多く取りました。

ご参加いただいた皆様ありがとうございました! 参加者からの参加後のアンケートでも「なかなか普段聞けない話を聞けて楽しかった」と言った感想も多数いただきました。

エンジニア組織の英語化、というのは一見非常に困難そうに見えるのですが、少なからず強い興味を持っている方はいますので、GAOGAOとしてはこれから日本全体で着実に事例を作っていきます。

好評をいただけたイベントだったため、次回も開催予定です。乞うご期待ください!また、EXに興味のある企業様はGAOGAOへお気軽にお問い合わせをください。

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