Web3 イベントレポート

第2回目 GAOGAOシンガポール拠点主催のブロックチェーン技術イベント”Blockchain.connect()”開催レポート

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前回大盛況だったGAOGAOシンガポール主催のブロックチェーン技術イベント「Blockchainn.connect()」の第二回目を6/17(金)に開催しました。今回もシンガポールのタンジョンパガーのコワーキングスペースOne&Co様と共催です。前回のレポートはこちら ( https://en.gaogao.asia/2022/04/22/5811/ ) をご参照ください。

第2回目Blockchain.connect()イベントのURL
https://www.meetup.com/blockchain-connect/events/285737242/

Waitlist含めて80名以上の方からの参加申し込みがありました!

オープニング

GAOGAOシンガポールのソフトウェアエンジニア社員CKさんによるオープニングセッションです。

開催の目的
– Web3の基盤となっている技術であるブロックチェーンに興味のあるメンバー同士の交流を深めること
– 発表者が事例をシェアすることで知見を共有すること

会場の説明や、slackチャンネル、欠席のルールについてなど運営に関するアナウンスが行われました。

登壇者の紹介

本日も3名のとても面白そうなトークが揃いました。

Talk1: “ENS (Ethereum Name Service) domains – 15 ways you can use your .eth address” by Zhou Wen Han

初めにイーサリアムのアドレスを指し示すドメインENS(Ethereum Name Service)の紹介です。複雑なアドレスのコピー&ペーストが不要になり、ウォレットアプリで送信先などで使用できます。NFTの受け取りに関しても同様に利用できます。

GoogleのOAuthのようなイーサリアムベースでの認証ができます。そのような認証サービスを通じて、自身のNFTを指し示し、複数サービスで発生し得るガス代を一つにまとめることができます。

ENSを取得する https://app.ens.domains/ や ENSドメインを売買できる https://www.ensdom.com/ が紹介されました。

Talk 2: “Fitness Trainer to Blockchain Developer” by Justin Lee

2021年時点で非技術者であったJustinさんがどのようにWeb3ブロックチェーンエンジニア転身したのか、ご自身の体験を元にしたキャリアの話です。

2021年の初めにプログラミングスクールに参加し、その後AI Startupで仕事をしました。2022年の2月にSolana Hacker Houseのイベントに参加し、Web3の世界を知りました。

その時、まだまだWeb3のエコシステムは若く、開発者向けの情報量も少ないことに気づきました。
Web2エンジニアからWeb3エンジニアへのギャップがあると感じ、転身するのを支援するためにポッドキャストを始めました。(未経験からWeb3にジャンプするという意味も込めて、Zero to Threeと名付けられています)

Justinさんの運営するOpenHausは毎週木曜日meetupを開催しています。是非ご参加ください。

Talk 3: “State of UX in Interacting With Smart Contracts: Decreasing The Minimum Technical Literacy” by Joseph Low

Josephさん自身がDeFiの仕組みを理解するのに苦労した体験を元に、DeFiを理解するために必要なポイントについてお話しします。

まずはステーキングについて、バイナンススマートチェーン上で一番人気のPackcakeSwapを見ながらステーキングする方法を紹介します。

さて、ステーキングが実行される際にどのようなトランザクションが起きているんでしょうか。2種類のアカウント、一つはEDA(Externally Owned Accounts)、もう一つはContract Accounts(ステートを持つSmart contracts)について解説します。中央集権的な取引所(CEX)を介した際にどうなるのかなどについて、いくつかクイズを交えて皆で理解を深めましょう。

次に、ステーキングにはなぜApprove(承認)と入金(Deposit)2つのステップが必要なのでしょうか。まずはステーキングコントラクトが私のバランスにアクセスするために、トークンコントラクトを承認します。次に、私のバランスからステーキングコントラクトに送信を行うためのステップがあります。一度、承認のステップを踏まないと、スマートコントラクトは自分のバランスからトークンを移動させることはできません。中には送金をさせようとする不正なコントラクトもあるので注意しましょう。

懇親会

3つのトークの後は、One&Coの会場の共有スペースで参加者同士の交流が行われました。
参加者皆熱量が高く、気づけば1時間以上話し込んでいました。

次回の開催も望む声も多く、GAOGAOが開催を続けていく予定です。

GAOGAOのメンバーも参加者と交流させていただきました。

筆者感想

技術応用の話、Web3エンジニアキャリアの話、基礎的な技術の話があり、今回のトピックは幅広かったですね。申し込みの数も大変多く、シンガポールでのWeb3/ブロックチェーンへの高い熱量を感じます。特にエンジニアにフォーカスしたイベントは少なく、このイベントを通じて技術の知識を得られるだけでなく、同じ領域に興味のあるエンジニアと知り合うことができる、ということはとても貴重だと思いました。

参加者はビギナーの方からナレッジがある方までを対象としてさまざまなトピックが楽しめるトークでした。今回参加されなかった方はぜひ次回ご参加ください!

次回について

まだ日程は未確定ですが、近日開催します。ぜひ以下のページからメンバーになって次回のイベントアナウンスメントをお待ちください。

・Blockchain.connect()のページ
https://www.meetup.com/blockchain-connect/

共催: One&Coについて

会場を貸していただいたOne&Coおよびスタッフの方々ありがとうございました!シンガポールにお越しの際には、ぜひご利用ください。

 

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